事実は小説よりも奇なり。
ニコニコの「消しゴムをくれた子を好きになった」シリーズを見まして、ちょっと元気出ました。
ってかそれ見たせいでその前の陰鬱な気分がどっか行ってしまった……
良いことでもあるし悪いことでもあるな……
とりあえず、病院行ってきました。
頭痛の話とかしました。どうやら自律神経がやられてるらしい。
頭痛止めより不安止めの方が効くって言ったら頓服の不安止めを一日一回分処方してもらいました。
あとは、心因性のものもあるんじゃないかという話もしまして、受験をどうするかも話しました。
先生は「無理しないようにゆっくりやっていけばいい」って言ってくれました。
帰ってきて姉貴に話したら、しばらくした後部屋で頭痛で寝てる俺のもとに来て、アイスノンを渡すと、「ぬるま湯なんかに浸かってんじゃねえよ」って言われました。
いや、さすがにここまで直球で言われたわけではないんですが、まあそんなニュアンスのことをビシッと言われました。「ぬるま湯」はマジで言いましたが。
ぬるま湯。俺の場合、俺に気遣ってくれる人のこと。
自分にとって都合のいいことだけを聞いて生きてたって人間強くなれないと叱られました。
「腹括って残り二ヶ月で死ぬ気で勉強するんじゃなかったの?」と言われました。
「先生はゆっくりやれって言ってたよ」って言ったら「そりゃ先生はあんたのことなんか他人事なんだから当たり前だ」と言われました。
あ、ここで「ぬるま湯なんかに浸かってんじゃねえ」って言われたんだっけか。
優しい言葉は麻薬でもある。
優しい言葉だけを聞いていたら、厳しい言葉を聞いたときのダメージがでかくなる。最悪、厳しい言葉を聞こうとしなくなる。
なりかけでした。
ヘコんで友達にメールしました。「姉貴にこれこれこういうことを言われて今ヘコんでます」って。
優しい言葉はすごく嬉しいです。でも、厳しい言葉も受けなきゃ。
友達は「無理しなくていいよ」って言ってくれましたが、気持ちは受け取ってもその言葉に甘えちゃダメだ。
受験やめたい、なんて言ってましたが、じゃあ受験やめて何するんだよって言われると答えがありません。
風呂入る前におかんに「姉貴にこういうことを言われた、でもやっぱり受験はする」って話しました。
おかんは「今年は無理じゃない……? 就職は……? お父さん、どう思う?」って親父に話を振りました。
親父は「就職なんかできるわけないだろ高卒で。今大卒でも就職するの難しいのに」とイラつきながら言ってました。
おかん、「じゃあどうすればいいのよ?」と半ヒステリックに聞くも、親父はもう耳を貸さない。新聞に目を落としました。
ここで改めてですが、「ああ、この人はもう俺のことなんか心底どうでもいいんだな」って思いました。
就職は無理だそうです。
ガチャピンにメールして気付いたんですが、俺の「受験やめたい」は「勉強したくないから受験やめたい」と同義語です。今の時期の現役生なんかだとよく言ってるんじゃないでしょうか。「もうしんどいから受験やめたいー!」って。でも言うだけでやめませんよね?
俺はそこで本当にやめようとしてるわけです。
でもやめて何すればいいかわかりません。就職は無理ですって。
ニートになりますね。
ダメだ。受験から逃げちゃダメだ。
あんだけ俺のこと見捨ててた下の姉貴が懇々と受験について俺の将来について話してくれたのに、それを捨ててニートになるなんてダメだ。下の姉貴は就職しろとか言ってましたが。
あれはたぶん最後の警告だ。これ無視したら俺はもうニートになり果てます。
勉強しなきゃ。
残り二ヶ月になってやっと危機感覚えたようです。いや、もう48日しか残されてない。
働くという選択肢はもうありません。今年受けます。今年ダメだったら来年も受けます。
何回同じ決意をしてるんでしょうね。過去を自分の物にできない人間ってダメですよね。
自分にとって都合のいい言葉だけを聞いてちゃダメだ。
でも決して優しい言葉をかけてくれる人をないがしろにしているわけではありません。いつも本当にありがとうございます。
だからこれはしっかりと肝に銘じておきます。甘ったれるなと。