はい、今日は学校行ったけどほとんど認識されてなかったでしょうね。
60分授業ならそうだと言っておいてくれよ藪田先生。
今日の目的は、ずばり、進級について。
それを平井先生に相談に行こうかと。
結論から言います。
大丈夫だそうです。
学年の先生方、全員が俺のために働いてくれてるそうです。
俺はじっくり体を元に戻しなさいと。
与えられた課題ですが、きちんとやってなくても絶対に進級はさせてやるし、みんなと一緒に卒業もさせてやると。
そう言われました。
嬉しい限りですね。
ホントに平井先生には頭上がりません。
他にも色々とアドバイスを。
まず、来年をどう過ごすか。
みんなが受験に向けて勉強を始める中で、俺はどんな立ち位置でいればいいのかと。
決まりました。
図書館通学です。
もう授業は一切出ない。図書館で今まで遅れてた分を取り戻す。自分のペースで。
昼休みとか終礼には顔出してみんなと過ごす。
一学期はそれで、二学期からはぼちぼち授業にも顔を出す。
そんなスタンスで行こうかと思いました。
まただいぶ浮くことになるでしょうが、仕方ないことですよね。
病気について。
とにかく、自分のできる範囲のことからやっていけと。
「想念は物を動かす」
でしたっけ。今日言われた言葉。
あーダメだダメだ、こんなんじゃ無理だ……なんて思っていると、ホントにそうなっちゃうって言葉。
逆に、よし行ける、これなら大丈夫、なんて思っていると、ホントにうまくいくって言葉。
他にも、日頃から他人に優しくしていれば、自然と周りに優しい人物が集まってくるだとか。
そんな感じの言葉だそうです。
大いに感動しました。
まさにその通りだなぁと。
ついでに、小説が面白くない理由もはっきり教えてもらいました。
俺が楽しく過ごせてないから(笑)
早い話、自分が楽しくないと他人を楽しませることなんてできるはずないんですよね。
毎日毎日鬱屈した気分で過ごしてる俺の小説が、面白いはずがない。
逆に、6月頃の調子よかった時分に書いた文芸部騒動記はすげー楽しいものに仕上がった。
やっぱり、自分の調子を整えることが一番なんでしょうね。
その他の心配は一切するな、大丈夫だから、と太鼓判を押してもらいました。
そのご厚意に甘えて、俺は新学年まであと二週間ほど、ゆっくりと精神状態を治していきたいと思います。
それが、平井先生への最大の恩返しになるでしょうから。