おはようございます。
学校まだ行ってません。
頭が重い。
重いっつーか痛い。
あの、疲れたとき特有の頭痛がする。
体の芯が鉛みたいに重くて、起きあがってるのがしんどい。
ずっと横になってたい。
頭が痛い。
頭が痛い。
頭が痛い。
まるで後頭部からドリルで削られてるみたいに痛い。
側頭部から金槌で殴られてるみたいに痛い。
脳のど真ん中に鉛の塊が入ってるみたいに重い。
なんとなく熱っぽい。
耳が少し熱い。
こんな状態で学校なんか行けるわけない。
学校行かなきゃいつまで経っても治らない。
行ったら壊れる。
行かなきゃ壊れる。
横で鳴ってるアラームみたいな音が耳を通じて脳に直接響いてくる。
頭が重い。
疲れてるとき特有の頭痛がする。
こんな状態で学校行っちゃダメだ。
パソコンのやりすぎか?
やりすぎたかなぁ。
ああ、首から上がとても重く感じられる。
首の骨で支えるのもきつい。
横になっていたい。
結局学校行けなかった。
一日中寝てた。
頭の痛みは楽になった。
でも、午後からもちょっと寝ちゃったから、今夜寝るのが大変そう。
何かに追いつめられてる気がする。
もしかして俺は今日「頭が痛い」ってのを言い訳に学校休んだんじゃないかって思いがある。
早く治さなきゃ。
行かなきゃ治らない。
でも行くのがしんどい。
しんどいけど行かなきゃ。
早く治さなきゃ。
もう甘えてられる時期じゃないんだから。
でも、行けないよ。
なんでなんだよ?
なんで俺の身体は以前のように動いてくれないんだ?
なんで俺はこんなに苦しまなきゃならないんだ?
今こうして動いてられるけど、動けないときは本当に動けない。
今日もベッドから起きあがったときに、体がふらついて机の上にあった教科書をぶちまけた。
なんでなんだよ?
もう嫌だよ。
こうして苦しんでいるのは俺だけじゃないんだろうけど、それでも俺は自分だけが被害者だと思ってる。
その醜い心が厭だ。
もういっそ……って、今日ベッドで何回考えただろうか。
生きてるって何?
こうやって苦しみながらも命を続けること?
苦しんで苦しんで苦しんで、その先に幸せなんかあるのか?
先が見えなくてつらい。
ただ、今はもがくことしかできない自分が厭だ。
先がまったく見えない。
中が見えない。
長さもわからない。
出口があるかわからない。
何が潜んでいるかわからない。
灯りもない。
そんなトンネルに入れってことか?
出口があるかわからないようなトンネルに、進んで入れってことか?
みんな目的地が同じで、それぞれ違う道を歩きながら目的地にたどり着く。
でも、俺の前にある道は、何も見えない、どれだけ長いのかわからない、何が潜んでいるかわからない、出口があるのかすらわからない、道標となる灯りもない、そんなトンネル。
俺には、その道を躊躇無く進む勇気なんかないよ。
目的地もわからない。
俺は将来何をやってる?
公務員? 作家? フリーター? ニート?
このトンネルを進まないってことは、歩み始めないってことは、俺の人生という名のゲームは自動的にゲームオーバーってことになる。将来の姿は、ニート。
そんなのは厭だ。
でも、それに向かいつつある自分の姿も、見える。
人生にリセットボタンが欲しい。
でも、リセットして、どこから再開すればいいのかわからない。
そもそも生まれてきたことから間違ってたのか?
じゃあ、このデータは、最初からスクラップ。
早々に廃棄しなきゃならない。
でも、それは俺が命の炎を自分で消すってこと。
そんな勇気もない。
なんなんだよ、これ?
どうすればこの歪んだ螺旋から逃れられるんだ?
なあ神様、もしいるなら、こんな俺の求めに応えてくれないかい?
俺を救ってくれよ。
信じて救われるなら、俺は信じるよ。
でも、信じてても、いつ俺に救いがやってくるんだ?
早く助けてくれよ。
助けてくれよ。
助けて!
助けて!
俺の身体を、昔みたいに、毎日笑って過ごせるような身体に戻してくれよ。
楽しいことを心の底から楽しいって思えるような心に戻してくれよ。
それができないなら、いっそ俺を迎えに来てくれ。
トンネルに入りますか?
Yes/No